ブリクサ・ショートリーフの育て方
今回はブリクサ・ショートリーフの育て方、増やし方、管理方法について解説します。通常、ブリクサ・ショートリーフは黄緑色の葉をしていますが、光量を増やすと赤く染まります。
今回の情報はデニスの研究結果に基づいています。
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どんな水草?
ブリクサ・ショートリーフは水中でのみ成長する水草で、アジア原産で浅い池や川で見られます。この水草はふさふさとした草のような葉を持っており、通常は黄緑色の葉をしていますが、高光量の環境で育てると黄金色や赤みがかった色合いに変化します。葉が密集しており、有茎草であるにもかかわらず、ロゼットのように見えます。環境が良好な場合、水中で開花することがあります。
葉の長さは約10cmほどで、これは中景草として適しています。小さい水槽では後景草としても使用できますが、大きくなるまでに時間がかかります。
ブリクサ・ショートリーフは安定した環境を好む水草です。新しい水槽に移すと、環境に適応するのに時間がかかることがあります。この適応期間中には葉が枯れたり、溶けたりすることがよく見られます。しかし、ブリクサ・ショートリーフは回復力があり、環境に適応して根を張ると回復します。ただし、水中に水草が必要とする栄養素が十分にある場合に限ります。 APT COMPLETEを投与するか、 APT ZEROと APT JAZZを組み合わせて使用することをおすすめします。栄養が不足すると葉がまばらで短く、色も薄くなる可能性があります。
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ブリクサ・ショートリーフの育て方
ブリクサ・ショートリーフは軟水水草であるとの誤解がありますが、実際には硬水環境でも十分に育ちます(KH10まで)。ただし、KHが高く、液体肥料に依存している場合、硬水の影響で栄養素の利用可能性(欠乏)が関連している可能性があります。このような環境でブリクサ・ショートリーフが上手く育たない場合は、栄養豊富なソイルを使用するか、APT JAZZを活用することをおすすめします。
CO2を添加しなくてもブリクサ・ショートリーフは成長しますが、CO2を供給するとさらに良い結果が得られます。高光量の環境では黄金色や赤みがかった葉色に発色することがありますが、光量が低い場合でも適切に成長します。
・CO2添加ありの方が育成の成功率を高めます。
・成熟した安定した環境で育てると葉が溶けるのを防ぐことができます。
・薄い白っぽい葉は栄養素が足りない兆候です。
・光量を強くすると赤みがかった色に育ちます。
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ブリクサ・ショートリーフのトリミング方法
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まとめ
ブリクサ・ショートリーフは浮力があり、植え付けがやや難しいです。何度も植え替えると根付くまでに時間がかかり、育成に失敗する可能性があります。植栽の際はこの点に注意しましょう。