斑点状スポット状コケのおすすめ対策方法
斑点状(スポット状)コケは成長の遅い水草に生えることが多いです。ほっておくと水草が窒息するおそれがあるため、早めの対策が重要です。
今回の情報は水草育成の研究者デニスの研究結果を元にしています。
-
斑点状コケはなぜ生える?
斑点状(スポット状)コケの原因は様々です。流木や石に付着する場合、水槽内の汚れや有機廃棄物が原因と考えられます。一方、水草に付着する場合、葉が枯れているか、環境が不安定で水草がストレスを受けている可能性が高いです。リン酸が不足している場合も考えられます。長期間維持している水槽で健康な水草の葉に生える場合は、水槽をリセットするタイミングかもしれません。特にソイルを使用した水槽では有機廃棄物が蓄積しやすいです。
-
斑点状コケが生えないようにするためには?
斑点状(スポット状)コケの対策として、まずは環境を安定させることが大切です。良好なガス交換、CO2の適切な添加、そして液体肥料の投与を見直しましょう。斑点状コケは、他のコケと同様に、水草が健康でないか、ストレスを受けている場合に生えやすくなります。このため、水槽内の環境を整えることが対策の一環となります。
-
斑点状コケのおすすめ対策方法
エビや貝は斑点状コケを食べることがありますが、コケ取り生体だけに頼るのは難しい場合もあります。その際には、 APT FIXがおすすめです。APT FIXは24時間ほどでバクテリアによって分解され、水槽内に成分が長期的に残留することはありません。フィルターを止め、付属のスポイトを使って斑点状コケに直接噴射します。約7日後にはコケが変色し、エビなどの生体が食べてしまいます。流木や石にも適用でき、水槽の水を抜いてから直接噴射することも可能です。
-
まとめ
斑点状コケに対処するには、APT FIXを使用することが効果的です。水草に付着したコケを放置すると、水草は光、CO2、酸素に適切にアクセスできなくなり、窒息してしまいます。したがって、早めにコケの対策を行いましょう。アヌビアスやブセファランドラなどにAPT FIXを吹きかけた際に、葉が溶ける場合は、葉の内部で劣化が進行している可能性が考えられます。