ホシクサ・ベトナムの育て方

2025年10月13日

この記事では、ホシクサ・ベトナムの育て方について説明します。

この記事の内容は2HR Wayに基づいています。

  • どんな水草?

ホシクサ・ベトナム

ホシクサ・ベトナムは高さ10~12cmの中型で、幅広く中緑色のアーチ状の葉が特徴です。葉は基部でロゼット状に広がり、他のエリオカウロン属と比べて葉が幅広く濃い緑色で、全体の見た目は草のようです。

「ベトナム」種はエリオカウロン科(ホシクサ)に属し、原産地はベトナムのタンホア省です。自然環境では、流れのある場所と淀んだ場所の両方で生育していることが確認されています。

この水草の特徴的な形は、中央の葉の束から放射状に伸びる尖った葉で、質感や配置は松葉のようです。時間が経つと、葉が密集してロゼット状になり、中景の低木として水槽に美しいアクセントを作ります。

他のエリオカウロン属の水草と比べて、育てやすいのも大きな特徴です。中程度の硬水にも耐え、低CO₂や低照度など、条件が最適でない環境でも成長します。また、密生環境にも強く、茂みの中や背の高い水草の影に植えても問題なく育ちます。

ホシクサ・ベトナム

ホシクサ・ベトナム・ホワイトは少し育成が難しいです。

  • ホシクサ・ベトナムの育て方

この水草は、ショップで水上葉で販売されることがあります。水上で育った水草を水中環境に移すと、**「融解(溶ける)」**という現象が起こります。このプロセスでは、水草が水中環境に適応するために新しい葉を作ろうとするため、古い葉が茶色や黄色に変化します。対処法としては、

  • 水質を安定させ、悪化を防ぐ

  • 水槽のパラメータを安定させる

  • 新しい水中葉が根付くまで3〜4週間待つ

  • 融解した古い葉は速やかに取り除く

ことが推奨されます。

ホシクサ・ベトナムは、以下の条件で最もよく育ちます。

  • 軟水での飼育

  • CO₂添加

  • 中程度以上の照明(PAR 60 µmol以上)

中程度の照明でも育成可能ですが、高照度の方がよりコンパクトで美しい姿に成長します。また、アルカリ性水(dKH 8以上)にも耐えますが、軟水に比べて成長はやや遅くなります。pHは5.0〜8.0の幅広い環境に適応可能です。

他の多くのエリオカウロン属と同様に、**栄養豊富な底床**でよく育ちます。CO₂を添加すると、茂みの密度と水草の健康状態が大幅に改善されます。成長はゆっくりですが、長期的な安定性が非常に重要です。水質や環境条件が不安定だと、古い葉にコケがつきやすくなるので注意が必要です。

ホシクサ・ベトナム

  • ホシクサ・ベトナムのトリミング方法

外側から古い葉を1枚ずつ取り除くことで、全体の茂みの密度を調整できます。育成環境が不安定な場合、古い葉はコケ類に覆われやすくなります。コケが付着した葉は、新しい葉が健康に育つスペースを確保するために、切り取ることが必要です。

また、メインのロゼットからは子株が次々と生えて、株全体が厚くなります。これらの子株は切り取って別の場所に植え替えることも可能です。


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