ブセファランドラの育て方|溶ける原因・活着・コケ対策

2025年5月29日

ブセファランドラの育て方|溶ける原因と健康に育てるポイント【2HR Way】

ブセファランドラは、ボルネオ島の渓流に自生する水草です。

岩や流木などに活着して育つ水草で、
近年アクアリウムでも非常に人気があります。

葉の形や色のバリエーションが多く、

・緑
・青
・紫
・メタリックカラー

など独特の美しい葉を楽しむことができます。

水槽 ソイル ブセファランドラ コケ 育て 育成 レイアウト トリミング

成長は比較的ゆっくりですが、
環境が安定していれば長期間美しい状態を維持できる水草です。

この記事では

・ブセファランドラの育て方
・好む環境
・溶ける原因
・栽培の注意点

について 2HR Wayの考え方をもとに解説します。


ブセファランドラは陰性水草?

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ブセファランドラはよく

「陰性水草」

として紹介されます。

確かに低光量でも育てることはできます。

デニスの記事では、まず低〜中程度の光で育てる方法を扱っています。目安として40〜60PAR程度を挙げています。

環境が安定している水槽であれば

・高光量の環境でも問題なく育てることができます。

条件が整っている水槽では、
高光量でも健康に成長し、美しい葉色が出ることもあります。


ブセファランドラが好む環境

ブセファランドラを健康に育てるためには
次のような環境が適しています。


安定した水槽環境

ブセファランドラは

環境の急激な変化

を嫌う水草です。

水質が不安定な水槽では

・葉が溶ける
・葉が落ちる

といったトラブルが起きることがあります。

そのため

・定期的な水換え
・底床掃除
・フィルター管理

などを行い、水槽環境を安定させることが重要です。


適度な水流

ブセファランドラは
自然界では渓流の岩などに生えています。

そのため水槽でも

適度な水流

がある環境を好みます。

水流が弱すぎると

・有機物が溜まりやすい
・コケが発生しやすい

原因になります。


GHは3以上を一つの目安にする

多くの水草は幅広い水質に適応できますが、

デニスはGHが3以上ある環境を好むと説明しています。

GH5〜7だけを唯一の適正範囲として、必ずそこまで上げる必要はありません。

ある程度ミネラルを含んだ水質の方が

・葉が健康に育つ
・成長が安定する

傾向があります。

水道水のGHはAPT SKYであげることができます。


やや低めの水温(デニスの目安は21〜26℃)

ブセファランドラはボルネオの渓流に自生しているため、

やや低めの水温

の方が状態が安定することがあります。

一般的な水草水槽の温度でも育ちますが

・水温が高すぎる環境
・酸素量が少ない環境

では状態が悪くなることがあります。


ブセファランドラはソイルでも育てられる

ブセファランドラは通常

石や流木に活着させて育てる水草

として知られています。

デニスは、清潔に管理されたソイルでも育てられると説明しています。

ソイルを使用した水槽では

・根が栄養を利用できる・活着より早く育つ場合がある

ため、ブセファランドラも健康に育つことがあります。

ただし重要なのは

根茎を深く埋めず、汚れを溜めないこと

です。

根茎が少し埋まるだけで必ず腐るわけではありません。デニスも浅く植える方法を認めています。深く埋めたり、周囲に有機物を溜めたりしないよう管理します。


ブセファランドラが溶ける原因

ブセファランドラは比較的丈夫な水草ですが
突然葉が溶けることがあります。

導入直後の葉の入れ替わりと、広い範囲が溶ける状態を分けて確認します。


内部からダメージが進行している場合

ブセファランドラのような

葉が硬い植物

は、見た目が健康に見えても
内部からダメージが進行していることがあります。

例えば

・水質の悪化
・栄養バランスの崩れ
・環境ストレス

などが長期間続くと、
植物内部にダメージが蓄積していきます。

この場合、見た目は問題なく見えても

あるタイミングで突然葉が溶ける

ことがあります。


環境の急激な変化

もう一つの大きな原因は

環境の急激な変化

です。

特に次のような場合に起こりやすくなります。

・新しい水槽へ移動した
・水質が大きく変わった
・水温が変化した

ブセファランドラは環境が安定していると非常に丈夫ですが、

急激な環境変化にはあまり強くありません。

そのため、新しい水槽に移動した直後などに
葉が溶けることがあります。


ブセファランドラ栽培の3つの注意点

ブセファランドラを育てる際には
特に次の3つに注意する必要があります。


① コケがつきやすい

ブセファランドラは成長が遅いため、

葉にコケが付きやすい水草

でもあります。

特に発生しやすいのが

黒ひげコケ

です。


② 葉が硬くコケが落ちにくい

ブセファランドラの葉は非常に硬いため、
一度コケが付くと

物理的に落とすのが難しい

という特徴があります。

水槽 ソイル ブセファランドラ コケ 育て 育成 レイアウト トリミング


③ 傷んだ葉と、健康な葉についたコケを分けて判断する

黒ひげコケが付いたことだけで、すべての葉を取り除く必要はありません。

傷みが進んでいる葉は整理し、

健康な葉は状態を見ながらコケ対策を行います。


黒ひげコケ対策(APT FIX)

黒ひげコケが発生した場合は

APT FIX

を対策の一つとして使えます。製品の使用量・方法を守り、コケが発生した環境の改善も行います。

APT FIXは

黒ひげコケなどの厄介なコケを処理するための水草用コケ取り剤です。

コケが付いた葉に直接使用することで

黒ひげコケを弱らせ、
水槽から除去しやすくすることができます。


まとめ

ブセファランドラを健康に育てるポイントは次の通りです。

✔ 成熟した安定した水槽 ✔ 適度な水流 ✔ 極端に低すぎないGH ✔ やや低めの水温 ✔ 根茎を深く埋めず、周囲を清潔に保つ

また、成長が遅い水草のため

コケ対策も重要なポイント

になります。

環境が安定していれば、
ブセファランドラは長期間美しい状態を維持できる魅力的な水草です。

新しい水槽への導入と、葉が溶けたときの見方

デニスは、立ち上げ直後より数週間経って生物的に安定した水槽への導入を勧めています。特に組織培養株は慎重に扱います。水上葉が数枚入れ替わることと、株全体が広く溶けることは区別してください。

広く溶ける場合は、溜まった有機物や水槽の未成熟さを確認します。デニスはこうした条件で増える病原性の微生物も要因として挙げています。葉がなくても根茎が健康なら再生する場合があります。CO₂添加は必須ではありませんが、生育と色を助けます。

デニスの育成ガイド(英語)