水槽にコケが生える原因|2HR Wayで理解する本当の理由と正しい対策

2025年5月29日

水槽にコケが生える原因|2HR Wayで理解する本当の理由と正しい対策

水草水槽を始めると、多くの方が
「なぜコケが生えるのか?」
という疑問に直面します。

光が強いから?
肥料が多いから?

2HR Wayでは、こうした単純な原因論ではコケは説明できないと考えます。
このページでは、コケが発生する本質的な理由を、初心者にもわかるように解説します。


そもそも、水槽にコケが生える本当の原因とは?

水槽にコケが生える原因は、
アンモニアだけではありません。

水槽内では、

  • タンパク質

  • 糖類

  • 脂質

  • その他の有機物

これらが微生物によって段階的に分解されていきます。

その過程で、

  • アンモニア

  • 低分子有機化合物

  • コケが直接利用できる栄養

が発生し、コケの成長を支える栄養源になります。

つまり、
👉 コケの正体は「有機廃棄物の分解プロセスを利用する存在」
ということです。


2HR Wayの基本思想:コケは「有機廃棄物が生まれやすい環境」に生える

2HR Wayでは、
コケは原因ではなく結果だと考えます。

健康な水草は、自身を守るために
抗菌作用のある化学物質や酵素を作り出します。

そして、
十分なエネルギーを持つ水草ほど、コケに対する抵抗力が高くなります。

しかし、

  • 栄養不足

  • CO2不足

  • 環境の不安定さ

があると、水草はこれらの防御機構を十分に働かせることができません。

その結果、

  • 葉が傷みやすくなる

  • 枯れ葉が増える

  • 有機廃棄物が発生しやすくなる

という状態になり、
コケが増殖しやすい環境が自然と作られてしまいます。

👉 水草が弱る
👉 有機廃棄物が増える
👉 分解途中の栄養が水中に滞留する
👉 コケが増える

これが、2HR Wayが考えるコケ発生の本質的な流れです。


初心者が知っておくべき「コケが増えやすくなる3つの要因」

① 環境の変動が大きい

水草は、安定した環境で最も健康に育ちます。

  • CO2濃度の急な変動

  • 水温の上下

  • pH・KHの不安定さ

これらが起こると、水草はストレスを受け、
葉が傷み、有機廃棄物が発生しやすくなります。


② 生体数が多すぎる

魚やエビが多いほど、

  • 排泄物

  • 食べ残し

が増え、有機物の分解負荷が高まります。

バクテリアの処理能力を超えると、
コケが利用できる分解途中の栄養が水中に残りやすくなります。


③ メンテナンス不足による有機物の蓄積

枯れ葉や底床表面の汚れを放置すると、
それらは時間をかけて分解され、
コケの栄養源になります。

特に底床表面は、
コケが最も発生しやすい場所です。


窒素(NO3)やリン(PO4)は主原因ではない

硝酸塩(NO3)やリン(PO4)は、
水草にとって必要な栄養素です。

2HR Wayでは、
それ自体がコケを発生させる主原因ではない
と考えます。

ただし、

  • 水草が弱っている

  • CO2や環境が不安定

といった条件が重なると、
間接的にコケを助長する可能性はあります。

重要なのは、
「数値を下げること」ではなく
水槽全体の安定性です。


初心者でも実践できる、2HR Wayのコケ予防ポイント

1. 水草をしっかり植える

底床の70%以上を水草で覆うことで、

  • 有機物の発生を抑える

  • 分解途中の栄養を素早く吸収する

環境を作ることができます。

ダッチアクアリウム


2. CO2を安定して供給する(重要)

CO2が不足、または不安定になると、

  • 水草の成長が止まる

  • 葉が傷み、有機廃棄物が増える

結果として、コケが発生しやすくなります。

CO2は
「多い・少ない」より「安定しているか」
が重要です。

ロタラマクランドラ CO2 水槽 コケ 2HR Way 原因

左がCO2不足、右が健康なロタラ・マクランドラ


3. 光を強くしすぎない

特に立ち上げ初期は、

  • 光量

  • 点灯時間

を控えめに設定し、水草の状態を見ながら調整します。

光はコケの原因ではありませんが、
分解途中の栄養が多い状態で強光を当てると、コケが一気に増えることがあります。


4. 有機廃棄物を溜め込まない

  • 枯れ葉を早めに取り除く

  • 底床表面の汚れを軽く吸い出す

これだけでも、コケの発生リスクは大きく下がります。


5. 水流とガス交換を安定させる

適切な水流と酸素供給は、

  • 有機物の分解を安定させる

  • バクテリアの働きを助ける

結果として、
コケが増えにくい環境を作ります。

エビ シュリンプ 貝 オトシンクルス 水槽 コケ 2HR Way 原因
エビや貝は、水槽内の有機廃棄物を分解して水をきれいに保つのに役立ちます。

まとめ|コケは「水槽バランスの結果」

  • コケの原因はアンモニアだけではない

  • 有機廃棄物の分解過程そのものが重要

  • 水草が弱ると、有機廃棄物が増え、コケが増える

  • CO2の安定供給はコケ対策において非常に重要

コケは敵ではありません。
水槽の状態を教えてくれる指標です。

2HR Wayの考え方を理解すれば、
無駄な対策に振り回されず、
長期的に安定した水草水槽を維持できるようになります。