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おすすめライト 水草水槽 EP.1

今回は水草水槽用のおすすめライトについて解説します。水槽用のライトには多くの種類があり、どの基準で選ぶべきか悩むことがあります。結論から言うと、水草を育てる上で重要な要素はスペクトルとPar値です。

この情報はデニスの研究結果に基づいています。

THE 2HR AQUARIST Dennis Wong
  • ライトのスペクトル図について

水草は、光合成に青の波長から赤の波長(400 nm〜700 nm)までの光を利用します。かつては緑の波長は光合成に寄与しないと考えられていましたが、現在では緑の波長も光合成に役立つと考えられています。

赤と青の波長が強い光を使用すると、一部の水草種において色素の沈着が増加し、より鮮やかな色合いが現れます。赤と青の波長が強いほど、水草の視覚的な色合いや鮮やかさが向上します。そのため、水草水槽では赤と青の波長が強調されたライトをおすすめします。

光合成 スペクトル図 おすすめ ライト 水草 水槽

上が以前考えられていた光合成に利用される光の波長、下が現在。

  • 白色LEDとRGBライト、水草水槽ではどちらがおすすめ?

水草水槽用のLEDライトには、大まかに2つの種類があります。まず、白色LEDライトがあり、これは単一の白色光を放射します。そして、RGBライトは、赤、緑、青の3つの異なる色のLEDを組み合わせて使用します。

白色LED RGB おすすめ ライト 水草 水槽

白色LEDライトは赤い波長が比較的弱いことがあります。それでも、多くの水草は白色LEDライトで良く育ちます。ただし、赤い波長が不足すると、赤く色づく水草(例: ロタラ・ハラなど)の色合いがRGBライトに比べて薄くなることがあります。

これらの2つのLEDライトを比較すると、白色LEDの方が明るく感じることがあるため、初めは白色LEDが良いライトと感じるかもしれません。しかし、水草の育成を考えると、RGBライトをおすすめします。生体をメインに飼育する水槽であれば白色LEDでも問題ありませんが、水草の育成に焦点を当てる場合はRGBライトがより適しています。

水草 赤く ライト
  • 水草水槽のライトを選ぶ際に重要な値は?

Par値 おすすめ ライト 水草 水槽

ライトを選ぶ際に、スペクトル図以外にも重要な要素があります。それが光合成有効放射(PAR)です。 ライトを比較する際に一般的に使用される値には、ルーメン(lm)、ケルビン(K)などがありますが、水草の育成に関してはあまり参考になりません。 光の強度は、PPFD(光合成光量子束密度)という単位で表され、通常はμmol/ sで測定されます。 このPAR値が高いほど、光の量が多く、水草の光合成が促進されます。
水草水槽 6500K ライト 最適

  • 水草別、光の強度ガイド

30umolsのPAR(光合成有効光量子束密度 : PPFD)

ミクロソリウム、モス、クリプトコリネ、アヌビアス、ブセファランドラなどの陰性水草は、よく育ちます。陰性水草のみを育てている場合は、この範囲で育成すると管理が簡単になります。

50umolsのPAR

市販の水草を育てることができます。ただし、最適な成長には適切なCO2濃度が必要です。高密度を必要としないネイチャースタイルや岩組スタイルの水槽は、このガイドラインに従って育てることでうまくいきます。

50〜150umolsのPAR

赤系の水草は鮮やかに色づき、前景の水草は光量が増すと成長が促進されます。光量が高まるとコケの発生リスクも増えます。コケの問題を避けるためには、水槽の定期的なメンテナンスと水草の健康維持が重要です。ロタラなどの有茎草の密度を高めることもできます。経験豊富なアクアリストは、この範囲で維持管理を行なっています。

200umols以上のPAR

水草の色合いや成長速度にはわずかなメリットしかありません。水草を速く成長させる必要がある場合に役立つこともありますが、コケの発生リスクも増えます。

 

  • Par値の読み取り方

こちらはLEDSTAR モデルZのPar値の図です。

LEDSTAR

この図からLEDSTAR モデルZの光量は水草育成に適しているライトだということがわかります。

初心者の方や陰性水草のみを育てる場合、光の出力を調整したり、ライトの高さを調整することが重要です。特に水草水槽を立ち上げる際には、最初から強烈な光を当てるとコケの発生リスクも増えます。したがって、水槽を設置したばかりの初期段階では、光の出力を抑え(60μmol以下)、立ち上げることをおすすめします。


市販のライトにはPar値が公表されていないことが多いですが、他のブランドのライトを使用していてPar値を測定したい場合、アズワンの光量子計を使用することができます(デニスもこれを使用しています)。

  • まとめ

水草の種類や環境によって適切な光量が異なり、特に水槽を立ち上げる際には光量を調整できるライトが便利です。また、糸状のコケが発生した場合など、一時的に光量を減少させたい場合にも適しています。

EP.2では、メンテナンスが簡単で使い勝手の良い外部フィルターについて詳しく解説します。

メンテナンス性の優れた外部フィルター

4件のコメント

  • 光量が強すぎるかもしれません。そこまで強くしても水草の成長速度にはあまり影響はありません。(もちろん水草の種類にもよります)
    コケが生えていないなら問題ありませんが、コケが生えている場合は光量を弱くした方が管理が楽になると思います。
    水草の成長を早めたいなら、CO2の添加量を増やし(35ppm前後)、APT EIを投与することをおすすめします。ただしAPT EIを使用する場合は、KHが 2以下である必要があります。KHが高くなると水草が育成障害を起こす可能性があります。

    独学アクア
  • 水槽は60規格で高さ10cmくらいからWRGB2の60cmを当てています。

    有茎草などの場合は100%が1番育つのですか?

    陰性マン
  • すいません、今コメントに気づきました。
    水槽の大きさやライトの種類、水槽までの距離など、もう少し詳細に教えてもらえますか?

    独学アクア
  • 独学さんの記事がきになり全て読ませていただきました。
    ブセを育ててるのですがライトのparが上手く理解できません。
    千尋を使ってるのですがRGBの%で言うといくつがベストなのでしょうか?
    よろしくお願い致します。

    陰性マン

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