水草水槽の外部フィルター EP.2

2022年2月24日

この記事では、水草水槽における外部フィルターの役割掃除の方法について解説します。外部フィルターは、水をろ過するだけでなく、水槽内の水流を安定させる重要な装置です。

この記事の内容は2HR Wayに基づいています。

  • 外部フィルターの仕組み

外部フィルターの中の構造を見てみましょう。

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外部フィルターは、水槽内の水を循環させながらろ過し、水流を作り出します。主な仕組みは以下の通りです。

① 物理ろ過層
まず、吸い込まれた水は粗めのスポンジを通過し、大きなゴミや浮遊物を取り除きます。

② 生物ろ過層
次に水は生物ろ過槽へ移動します。ここでは好気性バクテリアが有機廃棄物やアンモニアを分解し、硝酸へと変えることで水を浄化します。

③ 仕上げの物理ろ過層
最後に、細目スポンジでさらに微細なゴミを除去し、きれいになった水が水槽に戻されます。

さらに、**化学ろ過材(活性炭など)**を使うことで、目に見えない有機物や臭いを吸着させることも可能です。

  • 外部フィルターの掃除方法

水草水槽を維持するうえで、日々のメンテナンスは欠かせません。とはいえ、多くの人が「できるだけ掃除に時間をかけたくない」と感じていると思います。特に外部フィルターの掃除は、手間がかかる作業のひとつです。

  • 物理ろ過槽の掃除

外部フィルターのメンテナンスは、水槽環境を安定させるために重要です。

  • 粗目スポンジ:大きなゴミや浮遊物が詰まりやすいため、定期的に取り外して清掃します。これにより水流の低下を防げます。

  • 細目スポンジ:目詰まりしやすいので、こちらも定期的に確認し清掃します。流量が落ちるとコケが発生しやすくなるため注意が必要です。

定期的に掃除することで、フィルターの効率を保ち、水槽内の環境を安定させることができます。

  • 生物ろ過槽の掃除

生物ろ過槽のろ材は、水が汚れてきたら掃除が必要ですが、頻繁に掃除するとバクテリアコロニーに影響を与える可能性があります。

掃除する際は、水槽の水や浄水器を通した水をバケツに溜め、ろ材を軽く揺すって汚れを落とします。激しく揺すりすぎるとバクテリアが損傷するため注意が必要です。

外部フィルターの詳しいメンテナンス方法は、別の記事で解説しています。

外部フィルターの掃除方法と頻度
  • 水草水槽におすすめの外部フィルター

外部フィルターはメンテナンス性に優れたものがおすすめです。流量は水槽の水量の6〜10倍のものが推奨されます。

60cm水槽

Oase バイオマスター250 (流量520ℓ~600ℓ)

90cm水槽

EHEIM プロフェッショナル4 2271東日本(流量1000ℓ)

EHEIM プロフェッショナル4 2271西日本(流量1150ℓ)

この外部フィルターは、物理ろ過用のスポンジを簡単に取り外せ、ろ材用のカゴも備えているため非常に使いやすいです。適切な流量を維持することで、水槽内のCO2濃度と酸素濃度を安定させる効果があります。

  • まとめ

EP.3では、濾過について詳しく説明します。EP.3 濾過【ろ材】


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