【初心者向け】水草水槽の水作り完全ガイド ― 失敗しない立ち上げ方法【APTシリーズ/2HR Way】
【初心者向け】水草水槽の水作り完全ガイド
― 失敗しない立ち上げ方法【APTシリーズ/2HR Way】

水草水槽がうまくいかない原因の多くは、
水草やライト、肥料ではなく、
**「水ができていないこと」**にあります。
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コケが止まらない
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水草が溶ける
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立ち上げ直後から不安定
これらのトラブルは、
水作り(旧:サイクリング)が不十分なまま管理を始めてしまうことで起こります。
この記事では、
2HR Wayの考え方をベースに、
APTシリーズを使った正しい水作りの方法を、初心者にもわかりやすく解説します。
水作りとは何か?
水作りとは、
有害なアンモニアや、分解途中の有機物を
バクテリアが安定して分解できる状態を作ること
です。
水が透明でも、
アンモニアや有機物を処理できなければ「水はできていません」。
2HR Wayでは、
**見た目ではなく「処理能力」**を水作りの基準とします。
水作り中の基本ルール(重要)
水作りの期間中は、
やらないことを守ることが成功への近道です。
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ライト:点灯しない
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CO₂:添加しない
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肥料:入れない
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水草・魚:入れない
✔ フィルターのみ24時間稼働
✔ 触らない・足さない・焦らない
これが2HR Wayの水作りです。
【パターン①】他社ソイルを使う場合の水作り
― 水槽立ち上げ剤 APT STARTを使う方法 ―
① APT STARTをソイルの下に敷く
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水槽底面に APT START を均等に敷く
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その上から他社ソイルを重ねる
他社ソイルは、
栄養量にばらつきがある可能性があるため、
APT STARTで水作りの土台を補強します。
② 注水 → フィルター稼働

- レイアウトを完成(水草はまだ植えない)
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ソイルを崩さないように静かに注水
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フィルターを24時間回す
白濁や臭いが出ても問題ありません。
③ 約2週間放置
この期間に、
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バクテリアが増殖
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アンモニア分解の準備が進む
何もしないことが最重要です。
④ 90%以上の大換水
初期に溜まった不要な有機物を除去するため、
90%以上の水換えを行います。
【パターン②】APT Feastソイルを使う場合の水作り
― 高濃度バクテリア剤 APT BALANCEを使う方法 ―
APT Feastソイルを使う場合、
水槽立ち上げ剤 APT STARTは使用しません。
① APT Feastを敷く
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前景:3〜5cm
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後景:10〜15cm(傾斜をつける)
APT Feastは、
水作りを前提に設計されたソイルです。
② 注水 → フィルター稼働 → APT BALANCEを添加
順番が重要です。
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水槽に注水
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フィルターを稼働
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APT BALANCEを添加
APT BALANCEは、
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有益なバクテリアを直接補給
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APT Feastから出る栄養を効率よく分解
するためのバクテリア剤です。
③ 約2週間放置
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ライトなし
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CO₂なし
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肥料なし
APT Feast × APT BALANCE により、
安定した水作りが進みます。
④ 90%以上の大換水
水換え後に水草を植栽し、
ライトの点灯とCO2添加、液体栄養剤の添加を始めます。

水作り完了の判断基準(重要)
水作り完了の目安は、感覚ではありません。
✔ アンモニア(NH₃ / NH₄⁺)が「0」になること
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アンモニア試薬で確認
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数値が0になれば水作り完了
見た目が綺麗でも、
アンモニアが検出される場合は未完成です。
水作り完了後に環境を安定させる重要ポイント
水草は「底床の70%以上」を目安に植栽する
水草は、
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栄養を吸収する
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有機物の発生を抑える
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水槽全体のバランスを整える
という重要な役割を持っています。
そのため、
底床の70%以上を水草で植栽すると、
環境は非常に安定しやすくなります。
スカスカ植栽は、
初心者ほど失敗しやすい代表例です。
水作り完了後の管理スタート方法
水草を植える
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最初は丈夫な水草から
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完璧なレイアウトを目指さなくてOK
APT肥料の使い方
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APT Complete / APT Zero
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最初から規定量でスタート
APTシリーズは、
規定量でバランスが取れる設計です。
減らしすぎる必要はありません。
生体(魚・エビ)の追加タイミングと光量調整
生体の追加は「2~4週間後」
水作りが完了し、水草を植えたあとも、
すぐに生体は入れません。
✔ 生体の追加は
水作り完了+水草植栽後 2~4週間経過してから
この期間で、
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水草が根付く
-
バクテリアと水草の役割分担が安定する
ことで、生体にとって安全な環境になります。

立ち上げ初期は光を控えめにする
水草を植えた直後は、
光の強さを抑えるのも有効です。
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光量の目安:60µmol(PAR)以下
これは、
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水草の順応を助ける
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コケの発生を抑える
ためです。
光量を増やしてよいタイミング

以下の状態が確認できたら、
徐々に光量を上げても問題ありません。
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水草が順調に成長している
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枯れた葉がほとんど出なくなった
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コケが目立たなくなった
※一気に最大光量にしないのがポイントです。
【パターン③】APT Feastソイルを再利用する水作り方法

使い古しの APT Feastソイルがある場合、
再利用することで水作りを大幅に短縮できます。
再利用の手順
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古いAPT Feastを軽くすすぐ
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ソイル内に溜まった有機廃棄物を軽く流す(スコップで掬う際に水切り程度)
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洗いすぎない(バクテリアを残す)
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新しい水槽に古いソイルを敷く
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その上から
新しいAPT Feastを約1cm敷く
この方法が有効な理由
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古いソイルには
大量のバクテリアがすでに定着している -
新しいAPT Feastを重ねることで
ソイルの栄養素が復活する
その結果、
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立ち上げ初期から水質が安定
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水作り期間をほぼスキップ可能
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通常管理(光・CO₂・肥料)にすぐ移行できる
👉 この方法でも APT BALANCEは非常に有効です。
まとめ|水作りは失敗を防ぐための最重要工程
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他社ソイル → 水槽立ち上げ剤 APT START
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APT Feastソイル → バクテリア剤APT BALANCE
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再利用APT Feast → 即安定+APT BALANCE
そして、
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アンモニア0を確認
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水草は70%以上植える
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肥料は規定量から
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生体は2~4週間後
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光は控えめからスタート
この流れを守るだけで、
水草水槽は「難しい趣味」ではなくなります。
