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CO2添加による魚やエビへの影響

水草水槽でのCO2添加による影響について詳しく説明します。CO2を添加するとPHが低くなり、1日を通してPHが変動することがあります。この低いPHや変動が、魚やエビ、そしてバクテリアに影響を与えないかについて、THE 2HR AQUARISTのデニスの研究結果に基づいて考察します。

THE 2HR AQUARIST Dennis Wong
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  • CO2添加による生体への影響

水草水槽でCO2を添加する際は、注意深く調整する必要があります。CO2濃度が高すぎると、生体にストレスを与え、最終的には魚やエビが窒息する可能性があります。このストレスにより、生体は動きが鈍くなり、物陰に隠れることがあります。より重篤な場合は、水槽の上層や流れの強い場所に集まることもあります。最も深刻な場合には、刺激に遅れて反応(水槽を叩いたりなど)し、水面を泳ぐこともあります。

CO2濃度が上昇するには時間がかかるため、CO2の添加量を調整する際は、生体の様子をじっくり観察することが安全です。水槽のガス交換が良好な場合、CO2濃度がピークに達するまでには4〜5時間かかることがあります。

魚やエビの種類によって、CO2に対する耐性は異なります。例えば、ディスカスは通常のテトラと比べて、高いCO2濃度に敏感です。同様に、ビーシュリンプはミナミヌマエビよりもCO2に対して影響を受けやすいです。

それでも、ガス交換が良好な状態であれば、CO2の添加は生体に対しても安全です。十分なガス交換が確保されている場合、大量のCO2を安全に添加できます。

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  • CO2添加によるPHの変動は、生体にとって安全か?

多くのアクアリストは、CO2の添加によるPHの変動が生体に悪影響を及ぼす可能性があると考えています。アクアリウムでPHの安定性が重要である理由は、PHの値が生体の浸透圧の調整に影響を与えるKH(炭酸塩硬度)を反映しているためです。例えば、水質に敏感なエビは、KHが短期間に3以上変化することを好まず、これに伴いPHも急激に変動します。

  • PHとKHの違い

実際に生体に影響を与えるのはPHではなく、むしろKHの値です。KHの値を測定するよりも、PHの値を測定する方が一般的に簡単です。そのため、多くの場合、PHの値はKHが安定しているかどうかを推測するために使用されます。

ただし、CO2の添加によってKHの値はほとんど変化しません。通常、CO2添加によるPHの変動は生体にほとんど影響を与えません。さらに、CO2添加によるPHの低下は、KHを大きく変化させることがないため、生体の浸透圧の調節には大きな影響がないと言えます。


過剰なCO2の添加や極端に低いPHは生体に悪影響を与えますが、CO2添加による通常のPHの変動は、生体にほとんど影響を及ぼさないことが分かっています。

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チェリーシュリンプは、毎日のCO2添加によるPHの変動が1以上あっても、問題なく繁殖しています。

CO2を添加している最中に水換えを60〜80%行うと、PHは20〜30分以内に1以上変動します。しかし、パラメーターの中で特にKHが一定に保たれていれば、敏感なエビや魚が死ぬことはありません。

  • 自然界でのPHの変化

1日を通してPHが1以上の変動することは、自然界ではよく見られます。アマゾンの熱帯魚は、CO2添加によってPHが7から5.8に低下しても問題ありません。これは、PH 5.8が自然な生活条件の範囲内にあるためです。

ただし、アルカリ性を好むシクリッドなどの魚は、PH5.8の範囲に適応できない場合があります。これは、PHの変動が影響しているのではなく、PHの値自体が魚が生息している自然な環境からかけ離れているためです。通常、PHの変動が8.5から7までの範囲であれば、これには通常耐えることができます。PHの変化の影響とPHの値自体による影響を区別することが重要です。

  • 低いPHはバクテリアに悪影響はないのか?

低いPHに適応することができるバクテリアは存在します。KHの低い水槽でCO2を添加すると、PHの値が5から6の低い範囲になります。このような水草水槽は一般的であり、それにも関わらず多くのアクアリストが生体や水草の健康を維持しています。バクテリアが低いPHにどのように適応するかについては、この記事をご覧いただくと詳しく理解できます。

  • まとめ

実際、私の水槽でも通常のPHは6.8で、CO2を添加すると5.6になります。それでも、チェリーシュリンプやスカーレットジェムは繁殖しています。CO2を添加する際に重要なのは、良好なガス交換です。十分なガス交換を行えば、酸素濃度を常に高く維持でき、それにより相当量のCO2を添加することができます。CO2濃度が高いと水草はより美しく健康に成長します。

水質に関する詳細な情報は、こちらの記事も参考にしてください。

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