ガラス面に生えるコケのおすすめ対策方法
ガラス面に生えるほこり状(ガラス面)コケはアクアリウムではよく見られます。ガラス面にコケを生やさないように管理する方法について解説します。
今回の情報は水草育成の研究者デニスの研究結果を元にしています。
-
ほこり状(ガラス面)のコケはなぜ生える?
緑色のほこり状コケは、水槽のガラス面や石の表面に生えることがあります。水草水槽では、通常、強い光を使用するため、この種のコケが生えやすくなります。また、有機廃棄物が多い環境、高水温、多くの生体や液体肥料の投与、水草の不足など、これらの要因が揃うと、このコケが増殖しやすくなります。
ガラス面のコケが頻繁に発生すると、一部のアクアリストはそれを完全に除去することが難しいと考えることがあります。しかし、実際にはそうではありません。
-
ほこり状(ガラス面)のコケが生えないようにするためには?
水草の量を増やすことが大切です。健康な水草がたくさんあると、ほこり状のコケが生えにくくなります。
また、水温も考慮しましょう。高温の水温では有機廃棄物の分解が進み、コケの生えやすさが増します。適切な水温は22〜26度で、特に夏場などで温度が上昇する場合はチラー式のクーラーを使用して26度未満に保つようにしましょう。
日々の水槽の掃除も大切です。有機廃棄物がたまらないよう、週に1度の水換えの際に底床の掃除を行います。また、窒素を含む液体肥料を使っている場合は、水草の状態を見ながら、適切な投与量に調整することを心がけましょう。
-
ほこり状(ガラス面)コケのおすすめ対策方法
軽度のガラス面コケには、 APT FIXをおすすめします。毎日規定量を投与することで、ガラス面のコケを効果的に抑制することができます。
流木や石に使用する場合、水槽の水を抜いてから直接かけることもできます。また、底床に敷いている砂にも使うことがおすすめです。これにより、これらの表面が新品のようにきれいになります。
-
まとめ
ほこり状のコケはガラス面に生えやすいです。ガラス面のコケの量は水槽の状態を測る1つの指標になります。完全に生えないようにすることも可能なので、それを目標に水槽の管理をしていきましょう。