水草水槽のろ材の選び方と入れる順番|スポンジ・セラミック・プレフィルターを2HRが比較
フィルターを選んだあとに迷うのが、「中に何を、どの順番で入れるか」です。2HRは、ろ材の種類を増やすことよりも、十分な量のろ材に水が通り、掃除を続けられる構成を重視しています。
ろ材は、微生物に水と酸素を届ける場所
ろ材の表面には微生物が定着し、バイオフィルムを作ります。大きな表面積があっても、そこに水が流れ、酸素や微生物の餌が届かなければ、十分に働けません。
また、ろ過の役割はアンモニアの処理だけではありません。2HRは、水中の微生物のバランスを保ち、透明度の高い水を維持するには、アンモニア処理だけに必要な量より多くのろ材が役立つと説明しています。
スポンジとセラミックは、価格より性質で選ぶ
スポンジは細かな粒子を捕まえやすい一方、目詰まりするため掃除が必要です。セラミックはろ材同士の隙間が大きく、水の通りを保ちやすい反面、細かな汚れを捕まえる力は弱くなります。
セラミック内部の微細な穴は、汚れやバイオフィルムで塞がれ、水流も奥まで届きにくくなります。このため、表示された表面積の大きさが、そのまま実際の性能差になるわけではありません。
デニスの記事では、余裕のある容量のフィルターに20〜30ppiのスポンジを使用しています。高価なろ材に替える前に、ろ材の量と水の通りを確認する、という考え方です。
ろ材の配置は「掃除をどう続けるか」で決める
セラミックを使う場合は、その手前でスポンジに汚れを捕まえさせます。2HRは次の4つの構成を比較しています。
| 構成 | 特徴と手入れ |
|---|---|
| ① 細目スポンジを最初に | 細かな汚れを先に止める。最初の層が詰まりやすく、2〜4週間ごとの掃除を想定。 |
| ② 粗目から細目へ | 段階的に汚れを捕まえ、詰まりにくい。掃除のときは複数の層を洗うことになりやすい。 |
| ③ セラミックのみ | 水は通りやすいが、細かな汚れが水槽側に残りやすい。こまめな水換えを行う水槽向き。 |
| ④ 独立したプレフィルター | 手前の掃除しやすい部分で汚れを捕まえる。本体のろ材を頻繁に触らずに済む。 |


デニスの④の例では、プレフィルターは3〜6週間、本体は4〜6か月を掃除間隔の目安にしています。ただし、生体の量、フィルターの大きさ、スポンジの細かさで変わります。