水槽用おすすめのヒーターとクーラー EP.5
水草水槽のためのおすすめのヒーターとクーラーについて説明します。水草水槽では、水温を安定させることが非常に重要です。適切な水温は通常、22度から26度の範囲です。水温が高すぎたり不安定だと、コケの発生リスクが高まります。
この情報は、デニスの研究に基づいています。
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水草水槽の理想の水温について
水草水槽では水温を基本22~26度で安定させる必要があります。夏場などでも26度以下に抑えることが理想です。詳しくは下記の記事を参考にしてください。
水草は種によって、低温を好むものもあります。ミクロソリウム、ボルビティス、ブセファランドラ、モスなどは、他の水草に比べて低温を好みます。
水温は水草の健康に大きな影響を与えます。例えば、モスのような一部の水草は、水温が29度を超えると黄色く変色し、さらには溶けやすくなります。30度を超えても生存できる水草もありますが、低温で育てている水草と比べると、色や形が劣化する傾向があります。
水草水槽の理想的な水温は、一般的には22度から26度の範囲に設定することがおすすめです。通常、水温が上昇すると水草の代謝が活発化し、成長が促進されれます。
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おすすめのヒーター
ヒーターを選ぶ際は水温を調整できるタイプのものがおすすめです。
外部フィルターに繋げることができるインラインヒーターもおすすめです。
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おすすめのクーラー
夏季には室温が高くなるため、水草水槽では多くの場合、クーラーが必要です。クーラーにはペルチャ式とチラー式という2つの主要な種類があります。ペルチャ式は低価格で手軽に入手できますが、室温に影響を受けやすく、特に30度を超えるような暑い日には水温を効果的に下げることが難しいことがあります。そのため、室温も下げるためにクーラーを使用する必要が生じることがあります。
基本的には、冷却能力が高く、水温を安定させるのに適したチラー式のクーラーがおすすめです。
60㎝水槽
90㎝水槽
小型水槽の場合、チラー式のクーラーは使用できないことがあります。そのため、小型水槽には、ペルチャ式クーラーと一体型のヒーターがおすすめです。ただし、真夏の暑い時期には、水温を適切に下げるために室内のクーラーと併用する必要があるかもしれません。
60㎝未満の水槽で外掛けフィルターを使う場合は、ファンと室内クーラーの併用がおすすめです。
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クーラーを外部フィルターに接続する際の注意点
外部フィルターにクーラーを接続すると、通常は水流が弱くなります。この水流の減少により、水槽内の酸素と二酸化炭素(CO2)の循環が悪くなる可能性があります。水流が弱まっている場合、ポンプを追加するなど工夫が必要です。
EP.6では、CO2添加機器について詳しく説明します。