水草水槽でのスキマーの重要性 EP.4
この記事では、水草水槽でのスキマーの役割について解説します。スキマーを使用し油膜を除去することで、水中の酸素濃度を24時間高く保ち、CO2濃度を安定させることができます。
この記事の内容は2HR Wayに基づいています。
-
スキマーが水草水槽に必要な理由
水草水槽では有機廃棄物が発生しやすいため、ろ過の管理が重要です。好気性バクテリアは有機廃棄物の分解と硝化作用に酸素を必要とします。バクテリアの活動が低下すると、コケの発生リスクが高まります。そのため、効果的なろ過を実現するためには、水中の酸素濃度を高く保つ必要があります。外部フィルターにスキマーを接続することで、水中の酸素濃度を高く維持することができます。
スキマーを使うと、なぜ酸素濃度を高く保てるかを説明します。

図のように、水槽表面の水は空気中の酸素が溶け込み、酸素濃度が高くなります(大気平衡)。これらの上層の水をフィルターの流量を利用して、水槽に流れを作り出すことで、水槽内の酸素濃度を向上させることができます。
ただし、水面に油膜やとろみがあると、酸素が水に溶け込みにくくなります。この問題を解決するために、スキマーを使用して水面を清潔に保つことが重要です。
水面になぜ油膜ができるのか、詳しくは下記の記事を参照ください。
-
水草水槽におすすめのスキマー
LEDSTARのアウトフロースキマー
-
夜間のエアレーションについて
夜間のエアレーションポンプは必要ありません。適切なガス交換が行われれば、酸素濃度は常に高く安定します。詳細は下記の記事をご覧ください。
-
まとめ
ろ過を効果的に行うには、適切な水流が重要です。レイアウトを作成する際は、水流を妨げないように作成することも重要です。
EP.5では、ヒーターとクーラーについて詳しく説明します。