水草水槽の光量・CO₂の測り方。60cm水槽で確かめる、育成環境と管理。

2026年10月22日
TALL MAN 山田さんTHE 2HR AQUARIST JAPANなぜ? 解説/公式記事からの補足

吹き出しは動画の実際の質問・確認と回答を要約したものです。グレーの欄は公式記事を読んで整理した追加解説。実演の測定値と、他の水槽にも適用する目安を区別しています。

立ち上げ1週間後の60cm水槽。LEDSTAR Z3を使い、光とCO₂の状態を確認していきます。
立ち上げ1週間後の60cm水槽。LEDSTAR Z3を使い、光とCO₂の状態を確認していきます。
▶ 01:10 この写真の場面を動画で見る

前回、水草を植えた60cm水槽。その後は毎日全換水を行い、換水後にAPT COMPLETEを2プッシュ入れて管理してきました。今回は、その水槽に実際にどれくらいの光が届き、CO₂が溶けているのかを測ります。

APT COMPLETE(コンプリート)の公式製品画像

APT COMPLETE(コンプリート) ↗

水草のための液体肥料
植栽した水草へ、水中から必要な栄養を補います。使用量は水量と製品表示を確認します。

公式掲載画像:300ml・ポンプ付き。

大切なのは、別の水槽の設定をそのまま写すことより、今の水槽で植物が受け取っているものを確かめること。山田さんとTHE 2HR AQUARIST JAPANが、測定器とホワイトボードを使って順番に見ていきます。

YouTubeで第2回を見る ↗

今回の水槽・実際に使っているもの
  • 底床:APT FEAST。前回敷いたソイルを継続使用。毎回の換水で添加するものではありません。
    APT FEAST(フィースト)の公式製品画像

    APT FEAST(フィースト) ↗

    底床のソイル
    水槽の底に敷き、水草が根を張る土台にします。毎日の添加剤ではありません。

    公式掲載画像:5L。写真の容量は、この動画での使用量を示すものではありません。

  • 栄養管理:APT COMPLETE。冒頭と最後に、換水後の添加を続ける説明があります。
  • 水作り:APT BALANCE。前回の添加を振り返る会話が登場。この回で新たに添加する実演としては扱いません。
    APT BALANCE(バランス)の公式製品画像

    APT BALANCE(バランス) ↗

    水作りを補助するバクテリア剤
    A・Bの微生物で、水槽内の処理の働きを助けます。液体肥料とは役割が異なります。

    公式掲載画像:A・B各12袋入り。

  • 照明・CO₂:LEDSTAR Z3、大型CO₂ボンベ、TALL MANのインラインディフューザー、LEDSTARのアウトフロースキマー。
  • ろ過・水温:エーハイムの外部フィルター、ゼンスイのクーラー。水温設定は約24.5℃と説明。
  • 測定:光量計、HannaのCO₂測定試薬、アンモニアを調べる試薬。

水槽内に置くディフューザー、別グレードの照明、ドロップチェッカーは比較説明で登場します。すべてをこの水槽の使用機材として数えてはいません。

1.照明の「100%」より、水草に届く光を見る

動画で実践したこと

照明は100%設定。水面から約20cm上に設置した状態で、底付近を測ると約190という値が出ます。動画では十分に強い光だと確認し、この水槽なら50%でも育成に必要な光を確保できるのでは、と話しています。実際に50%へ変更した結果ではなく、調整の選択肢としての説明です。

底付近の光量を測定。写真では約191.8を表示しており、動画では「約190」と説明しています。
底付近の光量を測定。写真では約191.8を表示しており、動画では「約190」と説明しています。
▶ 03:25 この写真の場面を動画で見る

2.流木の下は、見た目以上に暗い

動画で実践したこと

流木の下へセンサーを入れた場面。開けた場所と比べ、表示は6.8まで下がっています。
流木の下へセンサーを入れた場面。開けた場所と比べ、表示は6.8まで下がっています。
▶ 05:55 この写真の場面を動画で見る

動画のやり取り(要約・逐語引用ではありません)

TALL MAN 山田さん 質問・確認

流木や石の下には、どのくらいの光が届いているんでしょう?

THE 2HR AQUARIST JAPAN 回答

実際に測ると、かなり少ないですね。水草が茂って密度が増したときも、下の草へ光が届きにくくなります。

▶ 05:37 会話を確認

3.CO₂は、安定して供給できる仕組みに

動画で実践したこと

外部フィルターの配管につないだインラインディフューザー。水槽へ戻る水の流れにCO₂を送り込みます。
外部フィルターの配管につないだインラインディフューザー。水槽へ戻る水の流れにCO₂を送り込みます。
▶ 08:20 この写真の場面を動画で見る

この水槽は大型ボンベからCO₂を添加しています。動画では、インライン方式を選ぶ理由として、拡散部の大きさと手入れのしやすさを説明。水槽内に置く小型ディフューザーでは、汚れや目詰まりで出方が変わりやすいことにも触れています。

4.油膜を取り、点灯前からCO₂を準備する

動画で実践したこと

アウトフロースキマーで水面の水を取り込む部分。吸い込み具合を調整しています。
アウトフロースキマーで水面の水を取り込む部分。吸い込み具合を調整しています。
▶ 13:40 この写真の場面を動画で見る

水面の油膜を取り除く理由は、見た目をきれいにすることだけではありません。動画では、水面でCO₂が出入りする様子をグラフで説明しています。添加は点灯の約1〜2時間前から、停止は消灯の約1時間前を目安に紹介しています。

ホワイトボードでCO₂濃度と時間の関係を説明。点灯時には濃度が安定している状態を目指します。
ホワイトボードでCO₂濃度と時間の関係を説明。点灯時には濃度が安定している状態を目指します。
▶ 16:40 この写真の場面を動画で見る

5.「1秒に何泡?」から、水中の濃度へ

動画で実践したこと

CO₂測定試薬を少しずつ加え、混ぜながら色の変化を確認する実演。
CO₂測定試薬を少しずつ加え、混ぜながら色の変化を確認する実演。
▶ 23:50 この写真の場面を動画で見る

動画のやり取り(要約・逐語引用ではありません)

TALL MAN 山田さん 質問・確認

この60cm水槽では、CO₂を1秒に何泡ぐらい添加しているんですか?

THE 2HR AQUARIST JAPAN 回答

泡の大きさはバブルカウンターなどで変わるので、泡の数だけでは判断しません。水中のCO₂濃度を確認します。

▶ 19:55 会話を確認

動画ではHannaの試薬で測定し、色が変わったところの目盛りを確認。計算方法を説明書で確かめ直したうえで、このときの読み取り結果は40ppmと説明しています。これは実演で得た値で、読者の水槽の推奨値ではありません。動画中には30〜35ppmという目安も出てきますが、生体や水槽条件によって許容範囲は変わります。試薬の操作量・計算倍率は、使用する製品の説明書で確認してください。

6.水流は、CO₂と酸素を水槽全体へ運ぶ

動画で実践したこと

水面近くの出水部と水槽の角の動きを確認。泡の流れも、循環を知る手掛かりになります。
水面近くの出水部と水槽の角の動きを確認。泡の流れも、循環を知る手掛かりになります。
▶ 26:35 この写真の場面を動画で見る

動画ではフィルター流量の目安を水量の6〜10倍/時と紹介し、この水槽は600L/時で回していると説明しています。数値だけでなく、水面の動きや、細かなCO₂の泡が水槽全体を回る様子を確認します。水温も安定を重視し、クーラーを約24.5℃に設定しています。

7.古葉に変化が出ても、設定を次々と変えない

動画で実践したこと

植栽から1週間の水草を観察。前の環境で育った葉に傷みが見え始めたことを話しています。
植栽から1週間の水草を観察。前の環境で育った葉に傷みが見え始めたことを話しています。
▶ 33:10 この写真の場面を動画で見る

動画では、CO₂や液肥を気分で増減させず、安定して続けることを強調しています。今回のように光が強い水槽でコケが出た場合は、光量を下げる選択肢も紹介。ただし、この時点で照明を50%へ変更した実演ではありません。

8.水換えの予定は、水草の状態を見て調整する

動画で実践したこと

1週間後のアンモニアの呈色を確認。立ち上げ初日の結果と比較しています。
1週間後のアンモニアの呈色を確認。立ち上げ初日の結果と比較しています。
▶ 34:05 この写真の場面を動画で見る

動画では初日の測定結果を約10ppmとして振り返り、1週間後は色が大きく薄くなったことを確認しています。数値の読み取りは会話の中でも幅があるため、ここでは「ゼロになった」とは断定しません。

第1回は2週目から隔日の換水を予定していました。しかし今回は、古葉の傷みや汚れがまだ出そうなことから、もう1週間、毎日の水換えを続ける判断へ。換水後のAPT COMPLETEも続けると確認しています。

今回使った製品

役割を確認するための日本公式商品ページへのリンクです。画像・商品名のどちらからも開けます。掲載画像は公式の現行商品画像で、撮影時のパッケージや使用容量と異なる場合があります。

APT FEAST(フィースト)の公式製品画像

APT FEAST(フィースト) ↗

底床のソイル
水槽の底に敷き、水草が根を張る土台にします。毎日の添加剤ではありません。

公式掲載画像:5L。写真の容量は、この動画での使用量を示すものではありません。

APT BALANCE(バランス)の公式製品画像

APT BALANCE(バランス) ↗

水作りを補助するバクテリア剤
A・Bの微生物で、水槽内の処理の働きを助けます。液体肥料とは役割が異なります。

公式掲載画像:A・B各12袋入り。

APT COMPLETE(コンプリート)の公式製品画像

APT COMPLETE(コンプリート) ↗

水草のための液体肥料
植栽した水草へ、水中から必要な栄養を補います。使用量は水量と製品表示を確認します。

公式掲載画像:300ml・ポンプ付き。

FEASTは前回からの底床、COMPLETEは換水後の継続管理。BALANCEは前回の使用を振り返る製品で、この回の新規添加実演ではありません。

参照した公式個別記事(2026年10月22日確認)
  1. How to Choose Aquarium Light for Planted Tanks
  2. 水草水槽のCO₂の測り方|pH・ドロップチェッカー・葉の変化
  3. How to measure CO2 levels in an aquarium
  4. CO2 System for Planted Tanks: Setup and Tuning Guide
  5. Dealing with algae in new tanks
  6. 水草水槽の水作りと立ち上げ|植栽・肥料・生体を入れる順番

写真は第2回の実動画から切り出したものです。画像内の測定値は撮影時の表示で、別の水槽への推奨値ではありません。会話は要約、公式記事からの補足はグレーの欄で区別しています。